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『ふざけろ。この世界はどうか知らんが、少なくとも俺の物語にお前という存在は、もうどうしようもないぐらい不可欠で主要な登場人物になっちまってるんだ。だから、別れ間際みたいな台詞を冗談でも言うな。後、お前が電波なのは昔から知ってるし今更何も言う気が起きんがな、もしだ。
もし万が一、お前の発言が全部真実なのだとしたら────その時は遠慮なく俺を巻き込め。半年ぐらいなら巻き込まれるのをイライラしながら待ってやる。俺はキリカ魔王の『右腕』だからな』
写真立てを伏せてから数分後、俺は自宅から異世界へ飛ばされた。
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