†始まりと苦悩†

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まだ、風の冷たい5月―。 私は志織さんという年配の女性と名古屋に行くために川部(かわべ)行きの電車に乗っていた。 私の住んでいる青森からはまず一旦弘前から川部に行きそこから青森行きの電車に乗り換えまた東京に行きそこで初めて名古屋に着くというやり方をしなければいけなかった。 名古屋までの電車の中で私達は今まで勤めていた会社の話や志織さんが少し前まで勤務していた会社の話を聞いて過ごしていた。 そして、名古屋に着いた私達は指定された時間より早く駅に着いたのでそこで食事をとることにした。 その後、タクシーで会社まで向かい事務所に顔を出して仕事は翌日からということでその日は2人で寮の周りを散策していた。
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