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話し終わると弥彦は難しい顔をした
弥彦「ここはそんな複雑な構造なのか…(天国・地獄・黄泉・・・それぞれにいろんなとこがある、か…頭がおかしくなりそうだ…って俺死んでるから関係ないか!)」
弥彦は開き直った
秀麟「はい。そしてここは“天国”と言っても人間専門部門ですから人間の魂が集います。そして生活もそれに合わせた造りになっているんです。地獄や黄泉も同じようになっております。」
弥彦「ふーん。そっかぁ~なんか考えるとごちゃごちゃなってくるな~」
弥彦はねっころがった
秀麟「そうですね。
・・・ところで弥彦様、お伺いしたいことがあるのですが・・・」
弥彦は隣に座る彼女に視線を向けた
弥彦「ん?何だ?(珍しいな…秀麟が何か聞いてくるなんて・・・)」
秀麟「・・・“愛する”とは何ですか?」
弥彦は驚いて跳び起きた
弥彦「はぁ?!(いきなり何だ?!)」
秀麟「・・・死んだ母様に言われたんです。“愛することを忘れないで”と・・・」
弥彦「なるほど…(つーかなんて悲しそうな顔しやがるんだこいつは)」
秀麟は今にも消えてしまいそうな表情を浮かべていた
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