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中忍試験当日
2人の班は次々と試験を突破し遂に本選に駒を進めた。
そして尚、日々の修行が効いて紅、凛は決勝へと上り詰め2人の対決となった!
紅
「(凛と勝負なんて、嬉しいけど緊張するわ!)」
凛
「試合なんて堅いこと思わないで、今までの修行の発表会って思えばいいの!」
紅
「ふふ。そうね。」
凛
「紅…!!遠慮はいらないからね!」
紅
「凛こそ!本気できて!」
審判
「いざ尋常に……始め!」
凛
「はっ!はっ!はーっ!」
凛は隙の無い体術を繰り出し、紅をおしてゆく。
紅
「(距離を取る間が無い…!)」
凛
「火遁・ホウセンカの術!」
火遁・ホウセンカの術は紅に襲いかかるが、間一髪のところで、かわされてしまう。
途端、紅の周りには桜の花びらが舞い姿を眩ます。するといきなり凛に起爆札付きクナイが飛んできて、両手にクナイを持った紅も飛びかかってきた。
起爆札付きクナイをかわす凛だが、紅が持っていたクナイをかわすのは難しいと判断し、自分のクナイで弾いた。
凛
「隙あり!」
紅
「!!」
凛の蹴りが紅に当たる。しかし……
ボワン!
凛
「っ!?」
紅
「こっちよ!花弁旋落!」
先ほどの花びらの中で影分身の術を使い、影分身を放っていた紅。本体は高くジャンプをし、花弁旋落──体を花びらでまとい、回転をしながら落下をしていき、凛を捉えた。
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