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「……で、まだ続ける? まあ、続けるか続けないかで変わるのは、ボロボロになって洗いざらい話すことになるか、ある程度ボロボロになって洗いざらい話すことになるか、ね」
「どっちにしたってボロボロになるじゃない! ……あ、でもあたしがあんたを倒せばあたしはボロボロにならなくて済むのよね!」
「倒せればね」
「倒すもん! 告音ちゃんも誉めてくれたこのスペルでね! 【創符】『神の創りし人の形』」
ねねの周囲に四つの魔方陣が出現し、ねねの周りを回る。
そしてねねが土塊を魔方陣の一つに向かって放つと、魔方陣はそれを吸収そして少しだけ肥大化させてばらまき始める。他の三つもそれぞれ土塊を撒き散らす。
「性懲りもなくまた土塊なんて、それでよく私を倒すなんて言えたわね」
「へへへ、これだけじゃないよ!」
魔方陣から放たれる土塊。大抵はそのまま飛んでいくのだが、中にはぶつかり合うものも存在する。
土塊はぶつかり合うことによりさらに数を増やしいく。
「あら、さっきよりは難しいわね」
時折、霊夢の近くでぶつかり合うこともあるため、流石の霊夢もあまり軽口を叩けなくなっていた。それほどまでに油断が出来ない弾幕なのだろう。
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