Stage1 断頭台の丘

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「うりゃー!」  木の葉と土塊で構成された緑と茶色の弾幕をばらまくねね。  量はそこそこにあるのだが均等に撒いているわけではないため、いかんせん濃度にむらができてしまっている。一目見てそれに気づいた霊夢は弾幕の薄いところをみつけて楽々躱す。 「お返しよ」  霊夢がねねに向けて札を放つ。  ねね自身動いているが必ず札は的中していく。霊夢の札にはホーミングがついているのだ。  霊夢の攻撃を無効化でもしないかぎりは必中の攻撃なのである。 「ぐぬぬ……ホーミング機能なんて狡い!」 「私は狡くないわよ。私意外がやると狡いけど」 「どういうことだか分からないからこれでも喰らえ! 【根符】『毒々アルラウネ』」  ねねのスペルカード宣言。  ねねの正面、一直線に茶色弾幕が伸びていく。そして一直線に伸びた弾幕から枝分かれするように横や斜めに弾幕が伸びていく。その姿はまるで植物の根のように見える。 「なかなか面白い弾幕じゃない。魔理沙辺りが喜びそうね」 「これだけじゃないよ!」  網目の様に張り巡らされた弾幕は、軸となる最初に展開された一直線状のもの以外が崩れ、そのまま霊夢に向けて迫る。  その間にも新たな根が構成されていく。
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