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『やはりアダムにも………』
『あなた………私どうすれば………』
『落ち着け、大丈夫………アダムは強い子だ』
『でも…あの子はまだほんの子供よ。』
『俺たちが守ろう。例えなにが起ころうとも』
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やがて太陽が
ウェーディーガの頂上からすっと顔をだした
『オハヨウ!』
アダムにとっては普段の朝
しかし両親にとっては
少し違っていた
『おはよう、アダム』
母は出来るだけ気丈に振る舞った
『今日はヨベルの家に遊びに行くって昨日寝る前に約束したんだ。』
『アダム……これからはあまり外に行くのは控えない?』
『どうして?』
『スティオ。』
オーベルは彼女の肩にすっと手をおき
小さく横に首をふった
しばらくして出発の準備が整った
アダムとヨベルは
ヨベル家に向かうのだった
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