少年アダム

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『アダム!はやくこいよ!』 『まってよヨベル!もうだめだ休憩にしようよ!』 『しょうがないなー、ちょっとだけだぞ。』 『うん。ありがとう』 この日少年アダムとひとつ年上の少年ヨベルは 北の大陸の山脈ウェーディーガへと足をはこんでいた 『さ、いこうぜはやくいかねぇとまた父ちゃんにおこられちまう。』 『ヨベルのパパは怖いもんね!』 『ああでもスンゲー強いんだぜ!魔族だってみんな逃げていくんだ!』 『へーすごいんだね。ヨベルのパパは』 『まぁな!』 そんな子供らしい会話をしながら時間を潰していた 『じゃ、そろそろいこうぜ!!』 『うん!』 =========== やがて日が傾きはじめたころ 『ただいま!』 『あらアダム。それにヨベル君も一緒ね!今日はパーティーだからとまっていきなさい!』 アダムはこの太陽のような母スティオが誰よりも大好きであった 『いやでも父ちゃんが………』 『いいのいいの、おばさんがよ~く言っておくから。二人は川で魚をつってきてちょうだい!!パパが先にいってるわ。』 『わかった!』 二人は声を揃えていった
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