Lesson3

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5 南アジアへの旅行は僕を永遠に変えた。貧困は想像していた以上にひどかった。南アジアの苦しむ子供たちの記憶は忘れない。使用済みの注射器の選別をする幼い少女の顔。祖父が借りた金を返済するために働いているのだと語ったレンガ工場の少年の目。極度の貧困に圧倒されることもあった。しかし、何百万人もの子供たちが暴力的で危険な状況で強制的に働かされているという事実から目を背けてはならない。出会った子供たち全員の苦しみの言葉を世界に広く伝えようと思う。世界の市民として、僕たちはお互いに対して責任がある。イクバルの記事を読んで以来、僕には行動への呼びかけが聞こえ続けている。その呼びかけが僕を前へと突き動かしてきた。これは世界中で人々に人権を求めて闘う気にさせるのと同じ行動への呼びかけだと僕は信じている。 変化は僕たち一人一人の内部で始まり、子供たちが自由に子供でいられるまで終わることはないだろう。
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