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まつ姉ちゃんにしぼられ、攻撃された3日後。
俺は秀吉とねね、それに半兵衛と京の都にやって来ていた。
「初めて来るな」
「そうだね、秀吉」
「賑やかよね」
三人は今回が京に来るのが初めてだ。
「賑やかだよな!」
「何だか慶次にピッタリよね」
「確かにな…」
「あっ何だよ二人して…まるで俺がいつも煩いみたいじゃないか!」
「おや、自覚してなかったみたいだね、慶次君?」
半兵衛に言われ、ぐっと詰まる。
「半兵衛、言い過ぎよ」
「…済まないね、ねね君」
「俺に謝れよ!」
楽しい。この四人でこうやって笑っている。
今までじゃ考えもしなかった。
……これも秀吉とねねが結ばれたからだと思う。
恋は人を幸せにする。
改めてそう思えた。
俺は二人を目を細めて見つめた。
「…じゃあ此処からは別行動な!」
暫く四人で回った後、俺はそう提案して別れた。
秀吉はねねと回っていて、半兵衛は気分が悪いと帰って行った。
俺は近くに居た女の子に話し掛けたり、喧嘩をしたり………
とにかく遊んだ。
「………あぁあ、そろそろ戻るかな」
俺はそのまま帰った。
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