入学式・・・・・・ってお前昨日の!!

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一気にテンションが最下層にガタッと落ちる。せめて友達と話ながら作業をしたかったのに。 これじゃあ一人で黙々と作業するしかないじゃんよ。もう考えるだけで憂鬱だよ。 前で先生がなにか説明してるけどテンションが下がった俺にはなんにも入ってこない。あー。なんか眠くなってきちゃった。 「・・・・・・ふわぁ。痛っ!」 アクビをした瞬間右足の甲に激痛が走る。見ると火亜がニコニコと笑顔で俺の足をグリグリと踏んでいた。 「なにすんだよ」 迷惑がかからないように小声で火亜に話しかける。 「アクビしてたから眠気を覚ましてあげたのよ」 「もう覚めたよ。覚めたから早く足を退けろよ」 普通にこうして話してるのに火亜はいまだにグリグリと踏みつけてる。 「・・・・・・仕方ないわね」 火亜はやれやれといった感じでようやく足を退けた。
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