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火亜が足を退かしてもしばらくは足がヒリヒリしていた。火亜め全力で体重をかけてたな。
「・・・・・・以上で説明は終わりだ」
そんなこんなでいつの間にか先生からの説明は終わっていた。火亜のせいで全然聞けなかったよ。
・・・・・・えっ!? 百パーセントで俺が悪いって? それは・・・・・・そうかも。
「では早速体育館に向かうぞ」
もう行くのかよ。まだ入学式やってるんじゃないのか?
「火亜。まだ入学式やってるのになんで体育館に行くんだ?」
「・・・・・・そろそろ終わるからじゃない?」
時計は十時十五分を指している。こんな時間に入学式って終わったっけな。
去年の事なのに全く覚えてない。なんか入学式ってやたら長かったような気がしたんだけど。
「ほら。呆けてないで早く行くわよ」
考えてたら火亜に早く行くように急かされてしまった。
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