SE:02 TRAFALGAR CRISIS(トラファルガー・クライシス)

3/3
前へ
/31ページ
次へ
《艦内ドック》 小型艇とアマテラスを繋ぐ通路の扉が開き、中からリオに肩を担がれながらのご老人が現れた… それに対しアマテラスのクルー達は、ご老人に敬礼をして迎えていた。 すると、 キスカ「間宮総理。アマテラス艦長、神崎キスカです。 全クルーを代表して、総理の乗艦を歓迎致します!」 総理「ご苦労。前総理だがな…」 ディータ「銀河ネット、『スターシップチャンネル』のディータ・ミルコフです。 間宮総理がこの鑑にいらっしゃったと言うことは?」 そう言って、総理にマイクを向ける。 リオ「のんびりしてられないわ。 追っ手が来ます。取材は後で… 総理は私が案内するから。」 タカイ「??…追っ手?」 シント「キビ政府も、それぐらいしておかないと王国に面目立たないだろ?」 タカイ「……フッ」 《艦橋》 シノン「なんだか違和感あるわね…」 メイクをしながらシノンが呟いた。 ミユリ「番組の意向なんですって…」 アレイ「私がここに配置されたのも、番組の意向って言われた。」 ピーター『お前たち、軍人である前にスターシップチャンネルの出演者だってことを忘れんな?』 ちょうど、キスカやディータが艦橋へと帰ってくる。 キスカ「何か変わったことは?」 ミユリ「王国戦艦二隻、キビ星域に出現しました。」 キスカ「なんだって!? 二対一じゃ勝てるわけないじゃないか!」 ディータ「番組としては、戦って欲しい所よね。」 ピーター『負けると決まった戦いじゃぁな…』 ディータ「逃げてもいいって?」
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加