♥…王子様?…♥

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しばらく噴水の側で話していた。 もちろん共通の話題なんてあるわけない。 だから王子様の話しをじっと聞いていた。 そして2人でたくさん笑ったあと王子様は 小さなため息をついた。 「このまま時がとまればいいのに…」 そぉ言って切ない顔をして笑った。 「なんで…?」 そぉ言った瞬間辺りのものがだんだんと透けて見えだした。 「えッッ??あれ…?」 王子様も景色もだんだんと色をなくしていく ただ自分だけがハッキリと分かる。 消えていく王子様は とても切ない笑顔で手をふっていた。 "またね" 声は聞こえなかったけど そぉ言っていた。 王子様……王子…様…
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