♥居眠り姫♥

♥…幼馴染み…♥

「お前にしては早いじゃんッッ？！」

「まぁね。あたし女の子になること決意したからッッ。」

あたしはアイロンをかけた髪の毛をサラッとなびかせてみた。

せっかくこのアタクシが大サービスでポーズとってやったというのに

アイツは…

「おわッッ。台風でもくるんじゃね？？みんなのためを考えて辞めた方がいいよ？！」

…とか真顔で言ってきやがった。

「…お前…いっぺんしばいたろかッッ！？」

…はいッッ。即女の子宣言破りました…

「やぁん～怖ぁい」

とか言ってるトオルほ方が何倍も可愛い…。

「あんた…可愛いくていいねぇ。」

「はッッ！？俺はカッコイイっていうの。…ってかどぉでもいいけど行くべ？」

なんであたしがコイツと登校しなきゃいけないかわかんなかったけど

チャリの後ろは楽チンだし

おとなしく一緒に行くことにした。