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コツっ コツっ コツっ…
馬は
あたしが想像してたよりもずっと乗り心地がよかった。
今日も昨日と同じ
噴水に座って
王子様とたくさん話しをした。
昨日と同じ
幸せな時間が流れる。
だけど…
昨日とは違って
…コレは夢なんだ…
って…
何故か分かっていた。
「こまま時間が止まればいいのに…」
あたしは
思わず声に出して言ってしまった。
「……うん」
王子さまの顔が
また切なくなった。
「また明日ね。」
そぉ言った瞬間…
また景色が透明になって
消えていった。
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