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♥…恋…♥
………………………………
…あれ…？
目を覚ますとそこは
またあの森だった。
でも…
王子様がいない。
「王子様？どこ？」
王子様のいない森は
なんだか少し色褪せて見える。
ドレスだって
あたしの大好きな淡いピンク色をしていて綺麗なはずなのに
綺麗に見えない。
…やっぱり会えないんだ…
所詮夢だもんね。
夢で３回も王子様に会えるなんて…
「わッッ！」
「ひッッ！！」
目の前が
真っ赤な薔薇でいっぱいになった。
「ひかる姫」
王子様が
薔薇の花束を横に傾けて顔を出した。
「はい。姫にプレゼント」
真っ赤で綺麗な薔薇。
そぉ言えば…
男の人からプレゼントなんて初めてもらう。
ましてや花束なんて…
「ありがとう…。もぉ会えないかと思った。」
なんだかわかんないけど泣きそぉだった。
王子様はにっこり微笑んだ。
「大丈夫。僕は君の側から離れたりしないよ。絶対に…」
ふわっ
王子様に抱き締められた。
「大好きだ」
「…あたしも…大好き」
もぉ
夢なんてことは関係ない。
ただただ
王子様が愛しくてしょうがなかった…。
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