♥…王子様?…♥

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…ひかる姫って…あたし? 「やっと気付いた。さっきから呼んでたのに。」 王子様はそぉ言うとニコっと微笑んだ。 …ドキッッ… 「ごめんなさい…」 「いいよ。」 …ドキッッ… 王子様の笑顔にいちいちドキっとしてしまう。 「ひかる姫…まだお城に帰らなくていいの?」 …お城? 森の向こうには大きなお城があった。 「別に…帰らなくていい」 …だってお城なんてあたししらないもん。 「そっか。じゃあ…こっちに来て。」 王子様はまた微笑むと あたしの手をとり歩いていった。 手を握られかなりドキドキしてしまうあたし。 初めて会ったのに なぜかずっと前から知っていたきがしてしかたなかった。 「ここ。僕のお気に入りなんだ。」 そこには森の中なのにぽつんと小さな噴水があり ちょうどいい具合いに光がさしこんで 虹色に光っていた。 王子様は噴水のふちに腰掛けた。 その隣にあたしも座る。 心地良い風が2人の間を通り抜けていった。
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