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俺は櫻井和也―。
17歳。
高校二年生。
都内の三大馬鹿学校の一つに通っている。
ガタンゴトン―
満員電車。
「チッ。」
隣の汗くさいオヤジが足を踏んだ。
舌打ちをして睨みつける。
怯えた表情のオヤジは軽く頭を下げて目を反らした。
その時、斜め横に立つダサい女が視界にはいった。
S校か…。
相変わらずダセェーな。
でも気になったのは、
その女が涙を流して震えていたから…。
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