プロローグ

2/2
前へ
/28ページ
次へ
俺の名はダンテ。「デビルメイクライ」という店を営んでいる。この店は悪魔共を倒して欲しいという依頼を受ける。…いわゆる悪魔掃除屋だ。…最も依頼を受けるのは俺が興味のあるモノだけだがな。…しかし相変わらず依頼が来る相手は自分の欲得だけを考え、金を積む馬鹿共ばかりだ。オマケに合い言葉も言わねぇ。まったく…シラけちまうぜ。いつになったら“大当たり”にぶち当たるのか-…。 “大当たり”…それは数年前、俺の父親のスパーダが死に、母親も俺と兄貴のバージルを守るために殺された-…兄貴さえも俺のために-…。俺は許さねぇ…必ず見つけ出してやる…その“大当たり”の野郎をな。 今まで闘ってきた敵も皆“大ハズレ”-。ケルベロス、ゲリュオン、ベオウルフ、リバイアサン、アカーム、トリスマギア、ジョカルトグゥルム、ファントム、アリウス…どいつもこいつもクズ野郎の支配下に成り下がって、俺に闘いを挑んで来やがった。そんな事して何の得になるってんだ?世の中、頭の狂った奴ばかりいやがるぜ。 …おっと随分と話し込んじまったが、どうやら客が来たようだ。さぁ、次は“大当たり”なのか否か。 LET'S SHOW TIME‼
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加