MISSON1 魔界王の息子・ルシファーの依頼

3/5
前へ
/28ページ
次へ
…まぁ、しいて言うなら魔界王・サタンからパーティへのご招待…といった所ですかね。」 「へぇ、わざわざそのために魔界から来たのか、ご苦労なこった。…で、パーティに美女は居るのか?」 「残念ながら美女は居ません。悪魔ならたくさん居ますがね。」 ルシファーは真剣な表情であとを続けた。 「魔界王・サタン…つまり我の父がこの度、人間界を侵略すると言い出したんです。父は魔界で好き放題やっていまして…気に食わない者を喰らったり殺したりと…大変なんですよ。人間界で次は何をするか…考えただけで嫌気がさします。ですから、これ以上悪さをさせないように父を討って欲しいのです。もちろん、報酬も用意していますよ。」 ダンテはモノを言わずに席を立った。 「あ…あのダンテ?」 「合い言葉は-?」 そう問われ、ルシファーは戸惑った。合い言葉を知らなかったのだ。 「す…すみません…合い言葉は知らないんです。…やはり合い言葉がなければ依頼を受けてはくれませんか…?」 「ふぅー…合い言葉はナシか。まぁ良い。その依頼、引き受けてやるぜ。“大当たり”かもしれないしな。」 銃を持ち、クルクルッと指で回した。 「“大当たり”…というと、あなたの父・スパーダ関係になるんでしょうか?」 疑問気に聞くと
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加