-持田 朱美-

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その時、頭の上にあるナースコールに気付く…。 「お…押した方がイイのかな…。 きっと事故の時に頭を強く打ったんだ…」 そう言いながら身体を起こしナースコールを押そうとした。 その時、横にネームプレートがある事に気が付きその名前を読んだ…。 「さくら…ぎ…ゆ…い。桜木唯衣!?」 私はベッドから飛び起き、一瞬考える…。 そして病室の中であるものを探し始めた。 「鏡っ!!かがみっ!!」 そう叫びながら病室の中をバタバタと駆け回っていると 入り口に洗面台がある事に気付く。 私は走り寄るとそこに置いてあった手鏡を覗き込んだ…。 「…一体どうなっているの…?」 そこには私の友達だった『桜木唯衣』の顔が映し出されていたのだ…。
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