-持田 朱美-

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…目が覚めたら私は病院に居た…。 まだ意識がはっきりとしていないのだろうか…? ぼんやりと目に映る真っ白な部屋。 そして私の周りには家族らしき人たちの姿が…。 一体何があったんだろう? 私はどうしたの? 身体を動かそうとしても思うように動かない…。 何か話そうとしても思うように声が出ない…。 そこへお母さんだろうか? 私の手を取り、 「手術は成功したからね…本当に良かったわ…。」 と震えた声で囁いた。 お母さん 泣いているの? 手術? 何の手術? 確か… 私は朝、学校へ向かったはず。 遅刻をしそうだったから急いで駅へと向かったんだけど… その途中で… …そうだ!! 私トラックとぶつかったんだ!!
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