-持田 朱美-

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-7月14日 朝- 「朱美ー!!遅刻するわよー!!」 お母さんの声が家の中に響き渡る。 「はいはいはいはい~!わかってるってばっ!!」 私は鞄を取り、一階のリビングへバタバタと下りていった。  私の名前は『持田朱美(もちだあけみ)』 父・母・弟の4人家族でごく普通に育った平凡な高校3年生。 性格は明るく活発なタイプ。活発というか落ち着きがない…。女の子らしさがまぁ~ったく無く、お母さんがいつも嘆いているかも??  何か凄い特技を持っているわけでもなく、勉強が凄く出来るわけでもなく… …っていうか勉強はダメな方だし?(笑)よく褒められるといった出来た子ではない。 たぶん自分は普通の生活を送り大人になっていく… つまり、いつの間にか大人になって いつの間にか老いていくという フツーな人生を送るのだと思っていた。
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