-持田 朱美-

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「そんなカズトとの初デートの日!!遅刻して『放課後居残りになっちゃった…』とか 絶対嫌だもんね~! ふふふ♪ あぁ~…私ったらなんて幸せなんだろう♪」 そんな事を考えながら私は駅までの道を急いだ。 そしていつも曲がらない道をこの日は近道をする為に曲がってしまった。 いつもより一つ手前の道を曲がると信号が無いのだ。 信号待ちの手間が省ける!そんな考えから私は手前を曲がった。 だけどそれが間違っていたんだ…。 いつもの道で信号を渡っていればあんな事にもならなかったはずなのに…。 きっと浮かれすぎて周りなんて見えていなかった。 こんな事が起きてしまうなんて思いもしなかったから…。
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