プロローグ

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もうこの世界は偽物の世だ。 ただ毎日この世界は人が殺される。 能力者という例え方をすればいいのだろうか… それとも化物というべきなのだろうか… つまりもうこの世界は人ならざるものがいる。 本に出てくるような吸血鬼や夜行と呼ばれる幽霊みたいなものまでいるだろう。 そんなようなものに人は毎日消えていくのだ。 そして、私はなんなんだろう。 あるものは言った… 私は…人じゃないと… 怪物を内に秘めてると… そんな非化学的なこと… 私は人なんだ… あるものは言った… 私のなかには夜の鵺がいると… そいつは怪物の中でもかなりやばい怪物なのだと… 夜の鵺なんて本じゃ見たことない。 あっても鵺としかなかった。 私はホントに人?… あるものは言った… いつか私は選択すると… 自分を捨てるかを… この夜の鵺というもののせいで私は一般人でいられなくなったのだから…
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