プロローグ

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逃げ切れたのでほっとして壁に寄りかかった。 その時、いきなり腕を捕まれて路地裏に引き釣りこまれた。 「やっと捕まえたぞ。この小娘」 私は路地裏の地面に投げられた。 帽子が地面に落ちる。 周りにはおやじどもは私を囲んだ。 まずいっ ドジった… 「もう逃がしゃしねぇぞ」 身体を押さえつけられる。 「やめろ!放せ!」 必死に私は抵抗する。 たぶん周りには聞こえているだろう。 ただ助けないだけだ。 「暴れんなよ!」 口を押さえられた。 もう駄目だ…
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