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『助けてっ、助けて隊長っ!!いやあぁぁぁあぁ!!!!』
「理恵!!………ちくしょう!!!!」
『隊長!!こちらももう持ちそうにありません!!!!』
「退却よ!みんなすぐに退却しなさい!!」
『『『『了解っ!!』』』』
銃弾が石を砕く音、人々の怒声、そんな音たちに掻き消されないように無線に力いっぱい叫ぶと私はすぐに周りの仲間に撤退のサインをだす。
私が指揮する部隊アマゾネスは現在、潜入先の町の郊外で敵の待ち伏せにより壊滅的なダメージを与えられていた。
「まさかこちらの手が読まれてたとわね…」
そう、相手に私たちの行動は全て見破られていたらしい。
私たちアマゾネスはそんじょそこらの部隊とは違う。いわゆる隠密行動と殺戮のスペシャリストだ。
小型ながらも最新鋭の技術が駆使されて強力になった武器や音をまったくたてずに走る技術、時には私たち自身の身体をつかって情報収集………私たちは文字通り最強、そう信じて疑わなかった………
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