第一話 アイドルオーバーラン!

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「P、すいません…。」 「大丈夫だ、黒川。」 「はい…。」 駿は少し落ち込む。 プロデューサーもそうは言っているものの、春香に手当をしてもらっていた。 「湿っぽい話はここまで。それで、仕事だ。とりあえず、デパートでのイベントとテレビの仕事だ。それぞれ3人ずつ、誰でも良いらしいぞ。」 プロデューサーが言うと、 「はーい、ミキはテレビが良いの!」 美希が言う。 「(へぇ、美希はテレビか…じゃあ俺も…)あ、はい、おr」 すると、 「はーい!ミキミキと仕事したい~!」 「テレビの仕事ならやりたいです!」 亜美と春香が言った。 「そうか、ん?黒川、お前は?」 「あ……デパートの方で。」 先を越されて残念そうになる駿。 そこへ、 「では、私もデパートに。」 「じゃあ、自分も!」 「え!?」 貴音と響が名乗りをあげた。 「お、ちょうど良い。黒川とは初だから…がんばってくれよ。」 「あ、ああ…。」 「黒川駿、よろしくお願いします。」 「よろしくだぞ!」 「ああ…ああ。」 駿は少々呆然としていた。
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