第一話 アイドルオーバーラン!

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「はぁ、疲れた。」 駿は自宅へ着いた。 すると、 「おじゃまいたします。」 「おじゃまするぞー。」 「おじゃましますなの。」 「おお。」 3人が…なぜか入ってきた。 「ああ、片付いてないから…気をつけろよ。」 「わかりました。」 3人は普通に座る。 「♪~。」 駿は何事もなかったかのように片付けている。 そこへ、 「あの、黒川駿。」 「貴音…ああ、すまん。お茶が出てなかったな。」 貴音に気づき、3人+自分の分の茶を出す。 「(ずず~っ)はぁ、ところでさ…。」 「どうかしたのか?」 響が尋ねる。 「何でお前らがいるの!?」 今更ツッコミ。 「あーっ、CDがたくさんあるの!」 美希が棚を見る。 「本当ですね。」 「すごいぞー。」 「いや、人の話を聞けよ!」 駿、完無視。 「……………。」 「ん?ミキ達のなの!」 「というより、961プロの頃のだぞ!」 「本当ですね、駿、これはどういうことですか?」 「…Σあ、ああ。いいじゃないか。好きだったんだよ。」 「「「!?」」」 3人驚愕。 「でも、駿は外国にいたんじゃなかったのか!?」 「えっと、向こうで聞いてたんだよ!気にすんな!そうだ。」 「どうかなさいました?」 「お前達がさぁ、ユニット組めば?961の頃みたいにさ。」 「はぁ、駿。何も分かってませんね。」 「え?」 貴音が呆れたように言う。 「私達はすでに961プロでユニットを組んでます。つまり、世間の方々はどのようなものか存じておられるわけです。そこに黒川駿、あなたが加わる大切さをわかっておりませんね。なにより…」 「なにより?」 「私達は駿と組みたい、歌ってみたい、という気持ちもあるのですよ。」 「そうだぞ!」 「そうなの。」 貴音の言葉に響と美希も言った。 「そうか…。」 駿は複雑そうに相槌を打った。
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