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「はぁ、疲れた。」
駿は自宅へ着いた。
すると、
「おじゃまいたします。」
「おじゃまするぞー。」
「おじゃましますなの。」
「おお。」
3人が…なぜか入ってきた。
「ああ、片付いてないから…気をつけろよ。」
「わかりました。」
3人は普通に座る。
「♪~。」
駿は何事もなかったかのように片付けている。
そこへ、
「あの、黒川駿。」
「貴音…ああ、すまん。お茶が出てなかったな。」
貴音に気づき、3人+自分の分の茶を出す。
「(ずず~っ)はぁ、ところでさ…。」
「どうかしたのか?」
響が尋ねる。
「何でお前らがいるの!?」
今更ツッコミ。
「あーっ、CDがたくさんあるの!」
美希が棚を見る。
「本当ですね。」
「すごいぞー。」
「いや、人の話を聞けよ!」
駿、完無視。
「……………。」
「ん?ミキ達のなの!」
「というより、961プロの頃のだぞ!」
「本当ですね、駿、これはどういうことですか?」
「…Σあ、ああ。いいじゃないか。好きだったんだよ。」
「「「!?」」」
3人驚愕。
「でも、駿は外国にいたんじゃなかったのか!?」
「えっと、向こうで聞いてたんだよ!気にすんな!そうだ。」
「どうかなさいました?」
「お前達がさぁ、ユニット組めば?961の頃みたいにさ。」
「はぁ、駿。何も分かってませんね。」
「え?」
貴音が呆れたように言う。
「私達はすでに961プロでユニットを組んでます。つまり、世間の方々はどのようなものか存じておられるわけです。そこに黒川駿、あなたが加わる大切さをわかっておりませんね。なにより…」
「なにより?」
「私達は駿と組みたい、歌ってみたい、という気持ちもあるのですよ。」
「そうだぞ!」
「そうなの。」
貴音の言葉に響と美希も言った。
「そうか…。」
駿は複雑そうに相槌を打った。
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