第一話 アイドルオーバーラン!

18/78
前へ
/500ページ
次へ
「4人共、ユニット名が決まったぞ!」 「「「「!?」」」」 すぐ後にプロデューサーが来た。 「それで、どんな名前なんですか?」 駿が尋ねる。 するとプロデューサーは紙を取り出して広げる。 そこには 【Milky Way Respect Sound】 「Milky(星)」 「Way(川)」 「Respect(貴)」 「Sound(響)」 4人は少し停止している。 「どうだ、いい名前だろう?」 プロデューサーが得意げに言っていると、 「あの、P。」 駿が声をかける。 「ん?黒川、どうした?」 「名前の意味がわかりません。」 「え?」 「いや、僕らの名前を一文字づつ取ったというのは分かるのですが。」 「これさ、考えたの社長なんだよ。」 「はい?」 「追求しすぎて意味がわからなくなった、と言っていたよ。」 「はぁ。」 すると、 「まぁまぁ、駿、よろしいではありませんか。」 「自分達の名前だぞ!」 「すっごくかっこいいの!」 3人はベタ褒めだ。 「…………まあ、3人が言うんならいいか。」 「それで、デビュー曲なんだが…。」 プロデューサーはCDを出す。 「これだ、『ハイタッチ!』」 「え?アニソン?」 『ハイタッチ!』、知ってる人は知っている。 「ああ、いい曲目がなかったんだ。」 「そうなんですか。」 駿が渋々納得する。 「じゃ、早速レッスン場に行こう!」 それを軽く流したプロデューサーが言った。 「「「「はい!」」」」
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加