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「で、これを投げられたと?」
「ああ。」
貴音に尋ねられ、答える駿。
「響……本気なのかな…。」
「それはないでしょう?こういう時、人は勢いで動いてしまいますからね。」
「そうなのかな。」
「ええ、ですから…他に方法を考えましょう。」
そして、数分後。
「……これしかないか…。」
「?なにかいい方法でも思いついたのですか?」
「ああ。」
駿はそう言って首輪を手に取る。
「まさか…。」
すると、
「あふぅ…。」
なぜか美希も起きてきた。
そして、
「あーっ、駿君!お手、なの!」
「ほい。」
美希の手に手を置く。
「俺のペットっぷりでな。」
「………………。」
それを見て貴音は呆れ返った。
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