第一話 アイドルオーバーラン!

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(ピンポーン) 響の家のインターホンがなる。 鳴らしたのは… 「響、私です。」 貴音だった。 (ガチャッ) そして、扉が開く。 「……………。」 響は顔を出した。 「おや、響。ご息災なによりで。」 「自分になにか用か?」 響は口調こそいつも通りだが、どこか活力がなかった。 「お分かりでしょう、黒川駿のことを。」 「……………。」 響は貴音を中に通した。 「で、どうなのですか?」 「……………。」 貴音が続けて聞いても答えない響。 「……はぁ、答えないのは構わないのですが…。駿は多分、ずっと待っていると思いますよ。」 「!!」 「では、私はお暇させていただきます。響、プロダクションで待っていますよ。」 貴音はそういい残し、響の元を去った。
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