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「ひ、響…………。」
駿は驚いて響を指差す。
「ふ、ふん。駿が風邪引くといけないから、ここに連れて来てやったんだぞ。」
「………ありがとう、それから……ごめん。」
響の言葉に頭を下げる駿。
「それに、自分はもう気にしてないぞ!」
「え?」
響は続けて、
「ずっと主人を待っていたペットを許さないわけにはいかないぞ!」
「そ、そうだよな。」
「大団円、というわけですね。」
貴音も声をかけた。
「ああ……。」
「そうはいかないようよ。」
「え?」
駿の応対と同時に律子が制止する。
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