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「ど、どうしたんだよ…。」
響達に押されるがままに隣の部屋に入る。
そこには、
「黒川…駿…。」
「ひっ。た、貴音!?どうした?」
沈んだ貴音がいた。
「じ、実はですね…。」
そして貴音は起こったことを説明する。
「えぇ!?俺があげたアクセサリーを忘れた?」
「はい、事務所に。」
貴音は沈んで言った。
すると、
「なんだよ、ほら、代わりのを…。」
駿がそう言って手を出す。
しかし、
「(パシッ)私、あれでないと…ダメなのです!」
手を払って叫ぶ。
「貴音…………。」
駿は一呼吸置いて、
「わかった、俺が取りに行ってやる。」
「え?」
そう提案した。
「で、でも…。」
「な~に、始まるまでまだ時間があるだろ。」
「そうですが…。」
「待ってろって、すぐ戻るからさ。Pにはそう言っておいてくれ。じゃ。」
「あ…。」
駿は出ていった。
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