第一話 アイドルオーバーラン!

56/78

101人が本棚に入れています
本棚に追加
/500ページ
「ど、どうしたんだよ…。」 響達に押されるがままに隣の部屋に入る。 そこには、 「黒川…駿…。」 「ひっ。た、貴音!?どうした?」 沈んだ貴音がいた。 「じ、実はですね…。」 そして貴音は起こったことを説明する。 「えぇ!?俺があげたアクセサリーを忘れた?」 「はい、事務所に。」 貴音は沈んで言った。 すると、 「なんだよ、ほら、代わりのを…。」 駿がそう言って手を出す。 しかし、 「(パシッ)私、あれでないと…ダメなのです!」 手を払って叫ぶ。 「貴音…………。」 駿は一呼吸置いて、 「わかった、俺が取りに行ってやる。」 「え?」 そう提案した。 「で、でも…。」 「な~に、始まるまでまだ時間があるだろ。」 「そうですが…。」 「待ってろって、すぐ戻るからさ。Pにはそう言っておいてくれ。じゃ。」 「あ…。」 駿は出ていった。
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加