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「えーっ!?黒川さんが帰ってきてるの!?」
隣の部屋では春香が叫んだ。
「そうだよ!」
亜美が元気よく答えた。
「ねー、真美!」
「そうそう、さっき隣の部屋で寝てたのを見つけたの!」
「へぇ~。」
「ふーん、あいつ帰ってたのかぁ。」
律子が机の上でため息混じりに言った。
「どうかしましたか、秋月律子。黒川駿の事ですか?」
その律子に声をかけたのは…。
「貴音…何でもないわ。」
貴音だった。
※著者はのめり込むほど詳しくないので、若干おかしなところがあるかもしれませんが…ご了承ください。
「お姫ちん、律ちゃんは黒ちゃんと同期なんだよ!」
「そうなのですか?」
「まあね。」
「そうですか…ところで、なんで黒川駿はアイドルに?」
「厳密に言うと違うわね、あいつはアイドル目指すつもりじゃないわよ。」
「はい?」
貴音は驚く。
「ホントはね、演歌歌手になるつもりで入ったのよ。」
「演歌歌手?」
「氷河清一(ヒョウガセイイチ)って歌手にあこがれたらしいわ。」
「でも今は…?」
「はぁ、性格買われてバラエティー担当兼アイドル兼歌手になったのよ。」
「ややこしいですね。」
「まあね、今は…亜美たちとラジオだっけ?」
律子は亜美達に声をかける。
すると、
「そうだよ!」
亜美が元気に返す。
「ま、これが駿ってことね。」
「そうですか…」
ちょうど話が終わると同時に…
「やぁ!皆!!」
隣の部屋のドアが開いた。
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