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「会場のみなさぁ~ん!!!」
とうとう、ライブが始まった。
「…………黒川のやつ…。」
「プロデューサー。」
少々苛立っているプロデューサーのところへ伊織がやって来た。
「なんだ、伊織。」
「あいつ、遅れてるらしいわね。」
「ああ、全く…。」
「それならこの伊織ちゃんにおまかせ!」
そう言って伊織は携帯を取り出した。
「まさか…。」
「この前の春香達のこともあってね。」
「すまないな。」
プロデューサーが礼を言うと、伊織は電話をかけた。
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