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「ふぅ……。」
曲名は「Here we go!!」に滞りなく決まった。
「伊織に千早に…上手くいくかな…。」
「駿君、弱気なの?」
美希が声をかけた。
「!!お、おお。美希か…。」
駿は少々驚きつつ、返した。
「ん?駿君、どうかしたの?」
「え、あ…どうしてだ?」
「ミキ、さっきからいたの。」
「そうだったか…ふぅ。」
美希の言葉を聞き、そのままため息を一つ。
「大丈夫なの?」
「あ、ああ。この前の事と今回の事で疲れたからな。」
「そうなの?」
「そういうことだ。」
するとそこへ、
「なんなのよ、もう!」
伊織が入ってきた。
「ん?どうしたんだよ。」
駿が尋ねると、
「どうしたもこうしたもないわよ!事務所の自販機に欲しい飲み物がなかったの!全く、この伊織ちゃんが買うんだから…置いときなさいよね!!!」
「(ち、小さい…)で、何が欲しかったんだよ?」
「え、○×園の…ジュースだけど…もしかして…。」
「ああ、買ってきてやるよ。ちょっと先の自販機ならあるだろ。」
「さっすが、下僕ね!」
伊織は上機嫌だ。
「じゃ、行ってくる。」
駿は出ていった。
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