第二話 アイドル兄妹物語

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「あれ?あんたは…?」 一方、西園寺プロでは… 瑞樹が入ってきた男に質問した。 すると、 「……遅かった…ですね。」 代わって、桜が男に声をかけた。 「ちょっと道が混んでいてな…。」 男が答えた。 そこへ、 「あの、どちら様でしょうか?」 小早川が尋ねた。 男は… 「失礼。俺は桐馬。黒川桜の今のプロデューサーだ。」 「ああ、僕は小早川………え、今の?」 さらに小早川が質問を続ける。 「ああ、前の黒川桜のプロデューサーは消えた。」 「え、消えた?」 「文字通りね。ある日、俺のところに『これからの黒川桜の芸能活動はあなたにお任せします 黒川桜のプロデューサー』という手紙がきたので。」 「なるほど…でもなんででしょうかね…。」 小早川は続けて聞く。 「どんな意図でそんなことしたかは桜も知らなくてね。もちろん俺も。」 「そうなんですか!?」 「ああ。ちなみにトップアイドルにしたのは…彼だ。」 「そうなんですか。」 桐馬の言葉に小早川は頷き、 「ま、この話はここまでだ。それで、今回来たのは…黒川桜の営業をここで行うからと、君達3人のプロデュースだ!」 桐馬は3人を指差した。
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