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「あれ?あんたは…?」
一方、西園寺プロでは…
瑞樹が入ってきた男に質問した。
すると、
「……遅かった…ですね。」
代わって、桜が男に声をかけた。
「ちょっと道が混んでいてな…。」
男が答えた。
そこへ、
「あの、どちら様でしょうか?」
小早川が尋ねた。
男は…
「失礼。俺は桐馬。黒川桜の今のプロデューサーだ。」
「ああ、僕は小早川………え、今の?」
さらに小早川が質問を続ける。
「ああ、前の黒川桜のプロデューサーは消えた。」
「え、消えた?」
「文字通りね。ある日、俺のところに『これからの黒川桜の芸能活動はあなたにお任せします 黒川桜のプロデューサー』という手紙がきたので。」
「なるほど…でもなんででしょうかね…。」
小早川は続けて聞く。
「どんな意図でそんなことしたかは桜も知らなくてね。もちろん俺も。」
「そうなんですか!?」
「ああ。ちなみにトップアイドルにしたのは…彼だ。」
「そうなんですか。」
桐馬の言葉に小早川は頷き、
「ま、この話はここまでだ。それで、今回来たのは…黒川桜の営業をここで行うからと、君達3人のプロデュースだ!」
桐馬は3人を指差した。
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