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~In the dream~
「兄さん、大丈夫なの?」
少女は兄と思われる少年に声をかける。
「ああ、俺がお前をトップアイドルにしてやるよ。」
「本当に?」
「本当だよ。それまで…俺は桜から離れたりしない。」
少女は桜、であった。
ということは、少年の方は…
「駿兄さん…。」
駿であった。
「ん?」
駿が桜の方を向くと…
「大好き!」
「うおっ…。」
桜の顔が間近にあった。
「でも…」
驚いた駿を確認した後、下を向く。
「でも?」
心配して覗き込むと…
「どうして私を裏切ったの?そんな兄さんなんて……大っ嫌い!!!!」
「!!」
急に桜の態度が急変し、違った驚愕をする駿。
そして、
「それじゃ、兄さん。私、新しいプロデューサーと活動するから…アデュー!」
桜はプロデューサーと思われる男と消える。
「ち、違うんだ…桜…さ、桜ぁぁぁぁ!!!」
それを見て、駿は絶叫するのだった。
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