第二話 アイドル兄妹物語

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「駿……兄さん……。」 桜が驚きの中、声を出す。 「あ……ああ…」 駿の方は様子がおかしい。 「駿君?」 美希が心配そうに見る。 「…………。」 「会いたかったよ……兄さん…。」 桜が一歩近づくが… 「…………。」 駿は一歩遠のく。 「え…どうしたの、兄さん。」 それを桜は不審に思い、足を止める。 「来るな…」 「!?」 駿はとんでもない?事を言った。 続けて、 「違う……あれは…俺は悪くない…あいつが……(ポタポタ…)。」 涙が流れることに構わず言う。 「兄さん!」 桜が手を取ると… 「う…う……うわぁぁぁぁぁぁ!!!(バシッ、タッタッタッタ…)」 駿はそれを払い、駆け出して行った。 「兄さん!?」 「駿君!!」 それを見て桜と美希は叫んだ。 それを見て… 「zzz…解析不能…。」 烏兎は呟いたのだった。
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