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(Prrrrrrr)
その頃、765プロの電話が鳴っていた。
「もしもし、こちら765プロダクションで……あぁ、社長ですね。しばらくお待ちください。」
小鳥が電話を社長室へと回した。
そして、
「もしもし?おお、君か、西園寺君。」
社長が出る、相手は西園寺だったようだ。
「私になにか用かな?」
「えぇ、黒川君はいますか?」
「黒川君かね…どうやら出掛けたみたいなんだが…。」
社長は周りを見て言った。
「そうですか…。」
西園寺は電話先で落胆したかのように言う。
「どうかしたのかね、まさかそんなことだけで君が電話をかけるはずないと思うが…。」
「それが…今日、私のところのアイドルが一人、遠征から戻ってきて…」
「それが黒川君と何の関係が?」
社長が尋ねる。
「黒川桜…ご存知ですね、トップアイドルであり、黒川君の妹です。」
西園寺はそう答えた。
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