第二話 アイドル兄妹物語

20/72
前へ
/500ページ
次へ
「!!!さ、西園寺君、もしかして…桜君を黒川君に逢わせようと考えているんじゃないだろうな!」 社長の声が急に強くなる。 「え?どうしてそんなに……もちろん、逢わせるつもりでしたよ。彼女からの要望もありましたし…。」 「いかん、すぐに止めるんだ。」 「え、なぜですか?」 西園寺が尋ねる。 「どうしたもだ、取り返しのつかないことにならないうちに!」 「わかりました…失礼します(ツーツーツー)」 西園寺からの電話は切れた。 「マズイ事になった…黒川君…。」 受話器を置き、社長はそう呟いた…。
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加