101人が本棚に入れています
本棚に追加
(ザザァッ)
「はぁはぁ…。」
駆けていった駿は海岸についた。
「くそっ……(ゴシゴシ…)」
涙を拭うが…やはり止まる気配はない。
「俺は悪くない、あれは…あいつが…。」
するとそこへ、
「黒川さん?」
「え、あ、千早……………!!」
海岸に来ていた千早に声をかけられたが、駿は硬直した。
なぜなら…
「その……髪型は……」
「ええ、ちょっと…」
ポニーテールにしていた。
(プツン…)
千早が答えるのと同時に…音を出すならこのような音が出るであろう…駿は…
「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
先ほどよりも大きく叫び、うずくまって…亀のようになってしまった。
「何ふざけているのですか、黒川s…」
「!!!おえっ…」
千早が駆け寄ろうとすると、駿は嘔吐した。
「黒川さん……」
千早は呆然とするしかなかった…。
最初のコメントを投稿しよう!