5人が本棚に入れています
本棚に追加
「いつつ……っ」
清い川のほとりで少年は眠っていた。
どうやら頭をぶつけたようだ。
少年は頭痛を我慢しながらもムクッと体を起こした。
「わあ~!!」
少年はその目の前にある光景を見て驚いた。
さらさらと流れる渓流も去ることながら木々からの木漏れ日がより一層その場を幻想的に作り出していたからだ。
「すっげぇー。こんなの見たこと無い……かな?」
どうにも頭がスッキリしない。
霧がかかっているようにボーっとしてしまう。
その時であった。
ズドーンッ!!!
何かが揺れる…て言うか大地が震えてる!?
驚きのあまり少年は身を屈めたがそれ以降はピクリとも揺れはしなかった。
「な、なんだったんだ、一体?」
疑問に思う少年は立ち上がり川を坂上っていくことにした。
最初のコメントを投稿しよう!