日常茶飯事

11/21
前へ
/25ページ
次へ
「ひど!!とぼけるなら違うとぼけかたにしろや!!軽くっていうか普通に傷つく!!」 「あ~駄目だわ。寒すぎて頭の中が真っ白だわ。」 「もとからだろ。」 「ひど!!えぇ!?そ、それは酷すぎるよ鷹峰君!」 「思い出してんじゃねーか!!」 俺が岡本に蹴りをいれ、岡本がアパートの廊下の床に倒れ少し間が空いたとき… ぎゅるるるる 俺たち2人の腹の虫の泣き声が古いアパートの廊下に蝉の鳴き声と共に響きわたった。 「………」 俺たちは走り出した。 あの真っ赤に燃える夕日に向かって…………
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加