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たどりついたのは行き付けのラーメン屋「大宮ラーメン店」だった。
たて看板には「夏限定スペシャルラーメン定食850円!!」とチョークで大雑把に書かれていた。
それをみた俺らは…
「なんか、嫌な感じしてきた。」
「俺も」
俺らは看板に書いてあるそれをみてすぐさま大宮ラーメン店から離れようとした。
――アイスラーメン――
「俺の想像力がおかしいのかな…最低最悪のものを想像しちまったんだけど」
「奇遇だな~、…俺もだ」
ガラガラガラガラ
ラーメン店から少し太っていて頭にねじまきタオルをまいている1人の中年の男性がでてきた。
「なんかうるせぇと思って見にきてみりゃ、お前らか。」
この中年のおっさんはここ大宮ラーメン店の店主をしている大宮さん。
店の名前はきっと大宮さんがやってるラーメン店だから大宮ラーメン店なのだろう。
「「こ、こんにちはマスター。」」
俺たちは大宮さんをマスターと呼んでいる。
もちろん、呼びたくて呼んでいるわけじゃない。
本人が呼べとうるさいんで呼んでいる。
ならラーメン店じゃなくて、ハードボイルドな店でも開けアホ!!
「学校はどうした。」
いきなり聞かれたくないことを聞かれてしまった。
さすがマスター察しがいいことで
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