日常茶飯事

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ゴシゴシ ゴシゴシ ゴシゴシ ブラシと風呂場のタイルがこすれあう音が風呂場に響き渡る。 「ちゃんとやるんだよ。」 数分前の婆の言葉が頭の中によみがえる。 あの後、50396円は払わなくてよくなったのだが、つけは本当にあるらしく金のない俺たちは「働かざる者食うべからず」らしく、働かせられることになった。 「ぬぅあああ!!かったりー」 「やめた!!もう、限界だ!」 ブラシをなげすて俺たちは床に倒れた。 服は婆が洗うために持っていってしまったので、今俺たちは下半身にタオルをまいているただの 「変態がいる。」 「ぬあ!!」 「うおぉ!!」 隣の女風呂から男風呂に通じているサウナ室みたいな通路から誰かが俺たちの裸体を見ていた。 「な、なんでここにいるんだよ。」 怯えるようにして訪ねてみる。 「今日は学校が午前で終わったの、だから祖母の手伝い&バイト。あんたたちは?停学中じゃないの?」 「いろいろあったんだよ。」 「ちなみに俺らはタダ働きだ。」
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