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「河田さん、あいつ遅いすね」
金属バットを持った少年が先ほど自分をとめた少年にたずねる。
「あぁ…そうだな」
河田と呼ばれた男はふところから煙草を取り出す。
「あいつはこねーよ」
少しの間があき、床に倒れていた少年の声が工場に響いた。
「こないわけないだろ、大事なチームのメンバーが捕まってるんだぜ?」
「なら、なおさらこない。あいつはチームを辞めた。」
「フフフ、チームではないですよ。ただの実験体の集まりですよ。」
暗闇から20歳程度の男姿をみせる。。
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