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ピンポーン
聞き慣れたインターホンの音が聞こえてきた。
「はぁ?」
俺は思わず声が漏れた。それもそのはず、来客はいるはずがない。
親は今都会にいるはずだし、クラスのやつらは今学校にいるし…宅配便か?
ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。
「はい、はーい。今でますよ。」
って何回押してんだ。
俺がドアノブに手を伸ばすと聞き慣れた声がドアの向こう側から聞こえた。
「た~か~み~ね~君♪」
「っ!」
その声が聞こえた瞬間に俺はドアノブから手を引いた。
それに気がついたのかドアの向こう側からくそやろうの声が聞こえた。
「鷹峰!!おい、開けやがれ!!俺だ、俺。」
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